2023年12月5日火曜日

配列沼をちょっと振り返る

 月配列2-263式が発表されたのが2003年9月1日。20年も昔の話。時がたつのは早いですね。当時はまだ月配列には手を出していませんでした。「たくさんのカナを覚えるとかムリ」そんなふうに考えていた時期が自分にもあったわけです。代わりにAZIKやSKK、アルファベットそのものの並べ替え、そんなところからスタートしたような気がします。


入力は遅いよりも速い方が良い。タイパーでなくてもそう思います。キーボードの配列をちょっといじれば楽に速く打てるはず。なぁに簡単。日本語でも英語でも出現頻度の高いものを打ちやすいところに配置すれば合理的な配列の一丁上がり。指が届きやすい三段十列の範囲をちゃちゃっと並べなおせばおしまい。行けるっしょ?これが配列沼の入り口です。沼へようこそ!


実際はそう簡単に行きません。もちろん「これでいいや」と本人が思えばそこで試合終了なので終わらせることは出来ます。でもいじりたくなっちゃう。あともうちょい、ここを変えればもっと良くなるはず。そのもうちょいを繰り返すうちに年単位の時間が溶けて行きます。溶けました。


配列界隈。配列好きは自分たちの活動範囲をそう呼んでいます。かつては2チャンネルが主な議論の場でした。変化があったのがTwitter。2010年前後に2チャンネルからTwitterに住人が移動。この移動でずいぶん議論や交流の雰囲気が変わりました。2チャンネルは修羅でしたから。私はよく知りませんがタイピング界隈も同じでしょうか?


場が変わると設計のセオリーも変わる。それを最初に感じたのが薙刀式でした。薙刀式は大岡俊彦さんが設計したカナ配列で現在もアップデートが続いています。2チャンネル時代の設計セオリーにとらわれないユニークなカナ配置がとても新鮮でした。さらに今は自作キーボード勢が設計した論理配列もたくさん出てきています。配列好きにはとても楽しい状況です。


Twitterに移住したことで競技タイピングに取り組んでいる方たちがたくさん視界に入ってきました。配列好きも入力速度の向上に関心を持っています。でも次元が違う。大げさでなく速度に三倍くらい開きがある。配列界隈に競技タイピングの知見が輸入されたことで「同じ指が連続しないよう設計する」などがより重視されるようになったと思います。


新配列は速いのか。実に不思議なのですが速度に関してQwertyローマ字と旧JISカナを凌駕する新配列は存在しません。これは残念であると同時に楽しいことでもあります。それなりの人数で20年以上取り組んで超えられなかった壁。超えるところを見てみたいです。どなたか最初に超えてみませんか?


タイパー Advent Calendar 2023

2022年1月2日日曜日

タイピングのコツ

 去年、たくさんのタイパーさんが発信してくださった情報で、私が実践して特に効果があったのは以下の三つです。

・ミスが増えた時は力が入り過ぎているから脱力するとよい。
・きちんと考えたうえでなら運指は崩してもかまわない。
・ワードを絞った反復練習は効果的。

大変勉強になりました。
ありがとうございました!<(_ _)>

2021年6月1日火曜日

中指シフト月光をレジストリに書き込む

 中指シフト月光のローマ字テーブルをレジストリに書き込むコマンドです。コマンドプロンプトを起動して下記のコマンドをコピペして実行するとMS-IMEで中指シフト月光が使えるようになります。

reg add "HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\RomaDef\gc_20210517" /t REG_BINARY /v "table" /d "2C3D8141002E3D8142003A3D815B003B3D814B00403D82C100613D82B500623D82B300633D82C900642C3D82D000642E3D82CA00642F3D82A700643A3D82E400643B3D82A60064613D82A10064623D82E20064633D82D60064653D82B90064663D82E30064673D82E10064683D82A80064693D82E600646A3D82D300646C3D82F000646D3D82EB00646E3D82ED00646F3D82BF0064703D82A50064713D829F0064723D82D90064733D82AF0064743D82DF0064753D82DD0064763D82BB0064773D82EA0064783D82CB0064793D82DE00647A3D82A300653D82CD00663D82B100673D82BD00683D82AD00693D82A2006A3D82A4006B2C3D82D0006B2E3D82CA006B2F3D82A7006B3A3D82E4006B3B3D82A6006B613D82A1006B623D82E2006B633D82D6006B653D82B9006B663D82E7006B673D82A0006B683D82A8006B693D82E6006B6A3D82D3006B6C3D82F0006B6D3D82EB006B6E3D82ED006B6F3D82BF006B703D82A5006B713D829F006B723D82D9006B733D82AF006B743D82DF006B753D82DD006B763D82BB006B773D82EA006B783D82CB006B793D82DE006B7A3D82A3006C3D814A006D3D82E9006E3D82DC006F3D82CC00703D82E800713D82E000723D82C400733D82A900743D82E500753D82F100763D82C800773D82C600783D82AB00793D82C2007A3D82B70000" /f

改行のない長~い一行になっています。トリプルクリックして行を全選択すれば行けるかな、と。

……というかこのページは実験です。レジストリに特殊なローマ字テーブルを書き込むやり方ををお手軽に試してもらう方法がないかなぁ、とおもってやってみています。

2021年3月20日土曜日

中指シフト月光「ゃゅ」の位置

 「ゃ」「ゅ」は同手シフトで打ちます。

2021年3月14日日曜日

中指シフト月光「み」の位置

 これと言って積極的な理由なく位置を決めました。「み」は他のカナとのつながり方に目立った特徴がありません。い段のカナなので通常は「ゃ」「ゅ」「ょ」とよくつながるはずなのですが「み」に限ってはそれもありません。どこにおいても大して変わらないカナです。よってどのカナも行きたがらない難しい位置におくのに適しています。設計者にやさしいカナだと思います。