私は月配列2-263式の「も」の位置が苦手でした。
月配列2-263式の「ら」と「も」の位置はシフトキーであるDキーとKキーの丁度裏側にあります。
つまりDキーとKキーはシフトキーと文字キーを兼ねていることになるわけです。
このことからDキーとKキーを押したときにそれがシフト操作としての打鍵なのかカナを確定させるための打鍵なのか打鍵者にとって大変分かりづらくなってしまいます。
ここが中指前置シフト方式の弱点と言えば弱点かもしれません。
この分かりづらさを回避するためにコジオンさんの設計した月配列KではDキーとKキーの裏側にカナを置かないことにしています。
他にも月配列Kは数字段にカナを配置して合計四段をフルに使用しカナ入力の性能を向上させています。
月配列Kの選択は大変魅力的ですが、月配列T3.1は数字段を使いませんのでDキーとKキーにカナを置かない選択はなかなか難しいです。
そこでやや消極的ですがKキーのシフト面に「に」を割り当てる方法でこの分かりづらさの軽減を試みます。
まずはkouyさんが作成された「100万字日本語かなn-gramデータ」でシフト面Dキーの「ら」とシフト面Kキーの「に」同士が連なるパターンの頻度を見てみます。
らに:384回
にら:37回
「にら」の連なりが少ない事がハッキリと分かります。
参考に月配列2-263式の「ら」と「も」の場合は
もら:283回
らも:200回
となりほぼ同数です。
連なりの方向が一方向に偏っていればあまり両者が混乱しないのではないかと期待しています。
さらに「に」は助詞としての出現が多いので動作の流れがここで切れてもあまりストレスを感じずに済むのではないかと言う期待もしています。
説明が長くなった割にはどうも歯切れが悪いですね。
正直自分でもこの「に」の選択についてはイマイチ自信が持てていないと言う事だと思います。(^_^;)
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