単打で打てるカナを増やすための選択です。月配列2-263式では「ま」はシフト面の「H」ですが、月光ではこれを無シフトの「N」に置きました。「ま」を無シフト面に出す一手はかなり強力です。体感ではっきりわかるくらいに単打率が上がります。引き換えに2-263式で「N」の位置にあった「っ」をどうするかと言う難問が生まれますが、メリットの方が上回ると判断しました。
2021年3月13日土曜日
中指シフト月光「ふ」の位置
「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」と「ぶ」の打ちやすさを優先しました。「ふ」「ぶ」「ぷ」は、すべてを合計してもそれほど高い頻度ではないので、通常「ふ」は、あまりいい位置に置かないのが配列設計のセオリーです。しかし月光ではシフト面の「J」というかなりいい位置をあたえています。出現頻度が高くないカナはあまり打たないのでなかなか上手になりません。だからこそ、ほとんど練習しなくても身につく、いい位置に置くべきだというのが月光の考え方です。
2020年8月8日土曜日
人差し指にどのカナをおくか?
人差し指にどのカナをおくか、というのはなかなか奥の深いテーマです。
カナを三段におさめるとして、シフト面は一面では足りませんから最低二面。標準運指を前提とすると人差し指は二列を担当しますからシフト面が二面だと最大で片手の人差し指に十二個のカナを割り当てることになります。シフト面が三面であれば最高で十八個。かなりの数です。
入力速度が高くなるほどに同じ指の連続使用がボトルネックになるということは、タイピング・配列界隈ではよくしられています。(私も含め多くの人に十分にしられるようになったのはここ数年かもしれませんが……)
配列を自分で設計しようとしたときに、何も考えずに人差し指にカナを詰め込んでいくと、あっという間に同じ指の連続するパターンが増えてしまいます。人差し指は器用な指なので難しい仕事をたくさんまかせたくなるのですが、設計を間違えるとかえって人差し指がボトルネックになってしまうわけです。
飛鳥カナ配列や蜂蜜小梅配列で、あえて人差し指に出現頻度の低いカナを割り当てたり、キーによってはそもそもカナを割り当てなかったりするのにはこうした事情があります。
速度が最大になるように計算によってカナの配置を選定した幸花配列の無シフト面人差し指に「ろ」「む」のような出現頻度でいうとやや微妙なカナがあらわれるのも大変興味深いことです。
あと、うまく設計しないと特に左人差し指の負担が深刻な問題となる、というはなしもあり、これにはRayさんと141Fさんがかなり苦心されています。
左人差し指のはなしは私もいろいろ感じるところがあって、書きたいと思っていますが、言語化するのがむずかしいので、これはまたいずれ……。